越前箪笥の材料・材木

越前箪笥の材料

越前箪笥の材料にはこのような木材を使用しています。

オーダーいただく際に、ご希望の材料がありましたらお気軽にお申し付けくださいませ。

越前箪笥は、福井県越前市において、江戸時代末期に旦那衆の家に出入りしていた指物師によって製造されたのが始まりと言われています。ケヤキ(欅)やキリ(桐)を主材料として、衣装箪笥、帳場箪笥、水屋箪笥、手許箪笥などが作られており、現在も越前市の地場産業として伝統技術が受け継がれています。

ケヤキ【欅】

常に堅く乾燥後も根切れや収縮に注意が必要。加工に大変な技術を要し、経験が要求される。製品の出来上がりは、非常に美しい。『玉杢』と呼ばれる特殊な杢目は、大径木にしか現れず非常に希少価値の高い杢目とされている。

木目が美しく、磨くと著しい光沢を生じる。堅くて摩耗に強いので、家具・建具等の指物に使われる。日本家屋の建築用材としても古くから多用され、神社仏閣などにも用いられた。現在は高価となり、なかなか庶民の住宅には使えなくなっている。

伐採してから、乾燥し枯れるまでの間、右に左にと、大きく反っていくので、何年も寝かせないと使えない。特に大黒柱に大木を使った場合、家を動かすほど反ることがあるので大工泣かせの木材である。また、中心部の赤身といわれる部分が主に使われ、周囲の白太は捨てられるので、よほど太い原木でないと立派な柱は取れない (wikipedia)

キリ【桐】

『桐』は木と同じと書いてキリと読みます。その由来通り、桐は『ゴマノハグサ科』という植物です。成長も早く、どちらかというと本当に草に近いのかもしれません。

キリは日本国内でとれる木材としては最も軽い。また、湿気を通さず、割れや狂いが少ないという特徴があり、高級木材として重宝されてきた。日本では箏や箱、家具、特に箪笥の材料として用いられることが多く、桐箪笥といえば高級家具の代名詞である。かつて日本では女の子が生まれるとキリを植え、結婚する際にはそのキリで箪笥を作り嫁入り道具にするという風習もあった。キリは成長が早いためこのようなことが可能なのである。

またキリは発火しづらいという特徴もあるため、金庫などの内側にも用いられる。日本各地で植栽されていたが、需要の高まりや産業構造の変化により北米、南米、中国、東南アジアから輸入されることも多い。(wikipedia)

マツ【松】

二・三葉松類と五葉松類でやや性質が異なっており、二・三葉松類の材は一般にやや黄色みを帯びており硬いことから、英語ではhard pine (硬いマツ)やyellow pine(黄色いマツ)などと称される。これに対して五葉松類は白く柔らかいことから、white pine(白いマツ)やsoft pine(軟らかいマツ)と呼ばれる。比重も二葉松類が0.55程度に対して、五葉松類は0.45程度とやや軽いことが多い。

木造建築などにも用いられるが、一般にスギやヒノキと比べて耐腐朽性に劣るとされており使いどころを選ぶ。一般に二葉松は建材として柱や梁に用い、より軟らかい五葉松類の材は水道用木管、木型、曲物、塗物の下地など柱と比べて高度な加工が必要なものに用いられるという[10]。樹脂が多く心材色の濃いものは肥松(こえまつ)と呼ばれて珍重され、羽目板や床の間など直接目に触れる箇所に使われるという[11]。

かつては鉄道の枕木としても使われていた[12]、日本の場合防腐処理をしない場合の寿命は3-5年だと言い、耐朽性のあるクリ(7-9年)などと比べると半分程度の寿命しかない[12]。

木材輸入の自由化、スギ林の放棄、防腐・加工技術の進展などで外国からの輸入は増えている。英語でマツを指すpineに因んでpine材と呼ばれることも多い。これはヨーロッパからの輸入住宅のフローリングなどに使われている場合は、ヨーロッパアカマツ(P. sylvestris)を指していることが多い。 北米からの輸入の場合は、2×4建築の構造材やホームセンターに部材として販売されているカナダ産の白っぽい木肌のSPF材、これは特にコントルタマツ(P. contorta)が多いとされる。また、ボウリング場のレーンなどはアメリカ産の黄色っぽい木肌のSouthern Yellow Pine(SYP、一般にSYPはテーダマツ、ダイオウマツ、エキナタマツ、スラッシュマツ等複数の種を含む)を指す場合もある。他の北米産としては家具用としてポンデローサマツ(P. ponderosa)なども入ってきているようである。北米産のものは「米松(べいまつ)」、国産のものは「地松(ぢまつ)」と総称することもある。

また、ニュージーランドは北米産のマツ、特にラジアータマツ(P. radiata)に頼る林業を行っていることで有名で、ここから輸入される材はほぼこれに限られる。

(wikipedia)

ヒノキ【檜】

葉は鱗片状で枝に密着し、枝全体としては扁平で、細かい枝も平面上に出る。同科のサワラ・ヒバ(アスナロ)・クロベ(ネズコ)等の葉と似るが、葉裏の気孔帯がY字状になっているのがヒノキである。雄花は枝先に1つずつつくが、小さくて目立たない。春に花粉を飛散させる。雌花は球形で枝先につき、熟すると鱗片に隙間ができる。その形はサッカーボールを思わせる形状である。樹皮は褐色で、帯状に剥がれる。

乾燥した場所を好み、天然のものは尾根筋の岩場などに見られる。植林する場合にはスギを谷側に、ヒノキを尾根側に植える。典型的な陰樹の特性を持ち、幼樹は日当たりを嫌う。建材を目的として植林されるが、樹皮も檜皮葺の材料に使われる。(wikipedia)

スギ【杉】

主に住宅の柱材として利用されるほか構造用合板としてや集成材としても利用される。

割裂性がよく、薪割りのように割ることによって、角材から板材までを作ることができる。従って、古来より重要な木材として重宝され、曲物などで使用されてきた。特有の芳香を有し、杉樽に貯蔵することによって日本酒に香りをつけたりすることもあるが、半面でその香りを嫌う用途、例えば飯櫃などには不向きである。

スギには多くの地域品種があり、材質も品種、系統により異なる。建築材料として使用する際の強度の指標となるヤング率の変異幅もカラマツ、ヒノキ等に比較して非常に大きい[要出典]。またヤング率は品種だけではなく樹齢によっても変化する。

建築用材として使用する際には伐採して製材後に乾燥する必要があるが、心持ち角材の乾燥時に問題となる心材の含水率もヒノキ等と比較して高く、変異幅も大きい[8]。低含水率材は約50パーセントのものもあるが高含水率材では200パーセントに達するものもある[9]。このことはスギの利用上の問題のひとつとなっている。(wikipedia)

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