越前箪笥の伝統的な技術と技法

『越前箪笥』の特徴としてその製造方法に
こだわりがございます。

(1)さん積みによる乾燥は「積み替え」をする。
(2)木地加工は、次のいずれかによること。
枠組たんすにあっては次の技術、又は技法によること。
・わくのかまち(よこかまちを除く)の見付け及び見込みは、それぞれ20mm以上、40mm以上とする。
・たな板及び裏板の暑さは7mm以上とする。
・天板は四方框材(かまちざい)にて枠内に天板材を小穴溝に入れ、組み上げる。側板部と天板、地板部は、鬼ほぞ接ぎをすること。

 

waku

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板組たんすにあっては、次の技術、又は技法によること。
・天板、側板及び束板に使用する板材の厚さは18mm以上とする。
・裏板の厚さは7mm以上とする。
・天板と側板との接合は5枚以上の前留め組接ぎ又は、包みあり組接ぎによること。
・板戸をつける場合は、部材の接合は留型雇いざね端ばめ接ぎ又は本ざね、ほぞ端ばめ接ぎをすること。
・引き出しを付ける場合には、包みあり組接ぎ、組み接ぎ、又は片胴付き追入れ接ぎをすること。塗装について
ふき漆にあっては、生漆を繰り返し塗布した後、精製生漆又は、透漆を用いて「仕上げふき」をする。また、木地呂漆塗にあっては、さび漆を用いて下塗りをし、木地呂漆又は呂色漆を用いて上塗りした後、上塗研ぎをし、「胴摺り」をする。

漆は、やはり呂色塗りなどは手間がかかりますが、
ピッカピカに磨き上げられた表面から、
奥深~いところに木目が透けて見える技法は秀逸です。

 

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金具について
引き手は、越前打刃物の技術を活かした鍛造による技術力を要する角手が主流であるが用途により蛭手及び、蕨手も使用する。飾り金具についても同様に越前打刃物の技術を活かし分厚い地金を繰り返し鍛え上げ、これを意匠に合わせて切り、そして鏨で掘りヤスリで仕上げたものを取り付ける。 

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伝統的に使用されてきた原材料
ケヤキ(欅)、キリ(桐)、マツ(松)、ヒノキ(檜)、スギ(杉)、ヒバ(檜葉)を使用しています。

 

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